経営情報

【サトウのごはん】米離れで、パックごはんがすすむ

~予想を上回る急伸長「パックごはんといえば、サトウのごはん」~

サトウ食品株式会社(本社/新潟市、代表取締役社長/佐藤 元、以下「当社」)は、当社商品「サトウのごはん」への
予想以上のご支持にお応えするため、一部商品の休売を含めた商品ラインナップの整理やをはじめ主力商品の増産に
向けてさらなる生産効率化を目指した生産体制の強化を決定いたしました。

  • サトウのごはんを取り巻く市場環境と変動について

当社商品「サトウのごはん」につきまして、2021年度は売上高253億97百万円であり、2019年度比較では20.8%増と大幅に伸長。
直近の2022年度第1四半期につきましても56億86百万円(前年同期比14.0%)と過去最高の実績となりました。
この10年間で主食用米の需要は約90%と下降しておりますが、同期間比較での当社売上高推移は、約2倍(図1)、主力商品5食パックは2.6倍(図2)となっており、その伸長は当社の想定を遥かに上回る急伸長となっております。

【サトウのごはん】米離れで、パックごはんがすすむのサブ画像1

急伸長の要因としましては、新型ウイルス禍による急なライフスタイルの変化に対応できただけではなく、1988年の発売当初より「ご家庭で炊くごはん」以上の「炊きたてのおいしさ」を目指した「サトウのごはん」がより多くの食卓に受け入れられ「パックごはんといえば、サトウのごはん」と言えるほどの支持をいただき、パックごはん内での圧倒的なブランドを確立したことも主な要因と考えております。

 それに加えて電子レンジ調理などの簡便、時短調理等の家庭内での調理ニーズも多様化し、パックごはんが困ったときのお助け食品ではなく「主食」というポジションに変化し続けていることがその好調にさらなる拍車をかけております。

なお、パックごはん市場全体は、農水省より公表した無菌包装米飯の2021年の生産量は20万6千トンとなり、2019年(※1) と比較すると12.8% 増加しております。

 

【サトウのごはん】米離れで、パックごはんがすすむのサブ画像2

  • 今後の生産について

予想以上の需要の拡大から「サトウのごはん」が品薄状態のため、これまでも十分ではございませんが、より生産の効率化に取り組み、商品ラインナップの整理や一部商品を休売するなどして主力商品を中心としたさらなる生産体制強化に向けて全社を挙げて取り組んでまいります。

将来的に拡大し続ける需要に対応すべく、約45億円を投じて当社のパックごはん専用工場である聖籠ファクトリー(新潟県北蒲原郡聖籠町)に新たな生産ラインを増設し、2024年の稼働時には年間4億食の生産能力でより多くのお客様へ「サトウのごはん」をお届けしてまいります。

【サトウのごはん】米離れで、パックごはんがすすむのサブ画像3

当社は、引き続き、企業理念である『本物の「ごはん」、本物の「餅」』を製造することを通じて社会に貢献する』を実現すべく、常にすべてのステークホルダーの皆様から信頼いただける企業グループとなっていくように、⼀層の努⼒を重ねてまいります。

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